最近認知度が高くなっているインプラント。チタンのネジを顎骨内に埋め込むことにより、入れ歯やブリッジにすることなく噛む事が可能になります。
インプラントの構造は図のように骨に埋め込むフィクスチャー(人工歯根)、人工の歯となる上部構造(インプラント義歯)、フィクスチャーと上部構造を連結するアバットメント(支台)から構成されています。
緑町歯科クリニックで使用している人工歯根は骨との結合性が高い純チタン製です。使用するインプラントは私が自分に使用するなら!との思いで選択したStraumann ITIインプラントです。世界中の臨床歯科医師から高い評価と信頼性、豊富な症例に使用できる種類がありますので、自信を持って使用しております。
※ITIとは、International Team for oral Implantology(口腔インプラント学のための国際チーム)の略称で、ITIは生体工学・物理学・化学・外科・歯科等の専門メンバーによって構成された口腔内インプラント学の国際的研究チームです。
骨に穴を開ける際のドリルとインプラント体は事前にCTにより骨の太さや深さ、密度を検査して決定しています。普通の歯科麻酔で手術できますので入院の必要もありません。手術時間は通常1本・15分位です。
1.骨に専用のドリルでインプラントの太さに合った穴を開けます。
2.骨に開けた穴にインプラントをネジ込みます。
インプラント埋込手術から2~3ヵ月後にインプラントが骨に十分に接着してから土台を入れて歯を作製していきます。全て精密に規格されている物を組み立てますので、不適合や狂いは生じません。精密な咬み合わせが確保されます。
3.インプラントに土台となる部分をネジで入れ込みます。
4.土台の上に歯を入れて完成です。
その後は定期的(6ヶ月~1年ごと)にメンテナンスさせていただきます。
■GBR法
1.骨の幅が少ない時、人工の骨を使用して骨造成を行ってからインプラント埋込手術を行います。
2.骨造成を行うため、歯肉を切開します。
3.人工の骨を入れ、その上にメンブレンという特殊な膜を敷き、そして歯肉をかぶせて縫合します。
4.そしてインプラント埋込手術をします。
5.全体像はこんな感じです。
■スプリットクレスト法
1.骨頂の幅が少ない時、骨の弾力を利用して幅を増やし、より太いインプラントを埋入する方法です。
2.特殊な器具を使用してマキを割る様に骨を広げていきます。
3.広げた骨にインプラント埋込の穴を開けます。
4.インプラントを埋込します。
■サイナスリフト法
1.頬側の歯肉を切開し、上顎洞にアプローチします。
2.シュナイダー膜を専用の器具で押し上げます。
3.その隙間に代用骨を入れます。骨の深さを確保した所にインプラントを埋入します。
4.最終的に骨とインプラントが良好な状態で維持されています。
※上記金額は全て材料費込・消費税別です。